血管探索記

腫瘍や血管の病気のこと、日々に出会ったものから連想する科学、旅行記、コラムなどを記します。

穴があったらどうしよう

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「穴があったら入りたい」って、思ったことあるかな?
そんなとき、もし本当に穴があったら、君は入る?
もし入るとしたら、いつまではいっていようか?
そおっと穴から顔を出した時、君がみる景色はどんなもの?

 

「墓穴を掘る」なんていうじゃない?もしそんな穴、
掘っちゃったら、君は落っこちてみる?
もし落っこちてみるとしたら、いつまで中で倒れていようか?
痛みにたえて穴から顔を出した時、君がみる光景はどんなもの?

 

「虎穴に入らずんば虎児を得ず」とかって故事諺、信じてる?
もしそんな穴に入ったら生きて出られるなんて君は思うかな?
傷だらけになって穴から顔を出した時、君には何が残ってる?

 

そうさ!世の中いっぱい穴があいているけど、全部入っちゃいけない穴なんだ。
大事な時間を失ったり、信用をなくしたり、自信や元気を吸い取られたりする穴がたくさん口を開けているのがこの世の中なんだ。

 

ちょっと穴の中で閉じこもりたいこともあるかもしれないね。

でも勇気を出して穴の外に留まろう。
穴を掘っても落ちなきゃいいさ。

魅力的な穴を見つけても、それが自分に向いていないのなら、あっさり陽の当たる道を行けばいい。